2013年11月16日
インスリンの役割り
間 黒助です。
人間の体は、
食物からブドウ糖を吸収して血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が上昇すると、
インスリンが分泌され、
血糖値が一定以上にならないように調節されています。
インスリンは、
血糖値の上昇を感知して膵臓のランゲルハンス島という組織のβ細胞から分泌され、
ブドウ糖の筋肉組織や脂肪組織への取り込みを亢進し、
解糖系酵素の活性を高めてブドウ糖の利用を促進します。
また、
肝臓ではグリコーゲンの合成を促進して分解を抑制し、
脂肪組織では脂肪の合成を促進して分解を抑制します。
※インスリンは血糖値の上昇を感知して膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌され、
ブドウ糖の取り込みや代謝を促進して血糖値を下げます。
このように、
インスリンはブドウ糖の分解(異化)と、
グリコーゲンや脂肪の合成(同化)の両方を高めることによって血糖値を下げているのです。
インスリンには、
24時間ほぼ一定量が出続ける 『 基礎分泌 』 と、
糖質を摂取して血糖値が上がったときに出る 『 追加分泌 』 の2種類があります。
人体は、
何も食べていないときでも少量のインスリンを必要としていて、
インスリンが完全に枯渇してしまえば、
体のほとんどの組織でエネルギー代謝が正常に行えなくなります。
そのためにインスリンの基礎分泌があるのです。
一方、
糖質を摂取して血糖が上昇したときに追加分泌されるインスリンは、
血液中のブドウ糖を骨格筋や心筋などの細胞内に取り込み、
エネルギー源として使えるようにします。
また、
インスリンは余分なブドウ糖を体脂肪に変えるという働きもしています。
すなわちインスリンはブドウ糖を分解してエネルギーを産生する一方で、
ブドウ糖を体脂肪に変えることで、
血液中のブドウ糖を減らす役割を担っているのです。
※ガンについてや、
ガン治療に対して少しでも疑問に思ってること、
ご質問やご相談のある方は、
コメントにお書きになるか、
または下記のメールアドレスにメール下さい。
真摯なご質問・ご相談には必ず返信致します。
【間 黒助へのご質問・ご相談はこちらまで】
kurosukehazama@yahoo.co.jp
コメントは“承認後に受け付ける”の設定になってますので、
コメントに書いた内容がいきなり公開されることはありません。
公開を控えて欲しい場合はそう書いてもらって結構です。
公開を控えて欲しいというコメントへの返答は、
質問内容を控えてブログの『コメントへの返答』カテゴリーで随時アップします。
少しでも心配事があるなら遠慮せずにコメント下さい。
そんな少しのことで今後が、未来が変わるかもしれません。
僕がご相談やご質問に対してどう返答しても決めるのは自分です。
そのためには少しでも情報を集め、
後悔しない選択をして下さい。
少しでもお役に立てればと思っております。
間 黒助
Posted by ブラックジャックの孫 at 13:08
│間違いだらけの食生活