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2022年06月09日

「粒子線治療」の保険適用が4月から拡大 患者負担は3割に増えるも、より身近に



間 黒助です。




本日こんなニュースがありました。




これまで前立腺がんや小児がんなど、

ごく一部のがんの治療にしか認められていなかった、

粒子線治療の保険適用がこの4月1日から拡大されている。

粒子線には陽子線と重粒子線があり、

これまでに保険適用された一部のがんを除き、

保険が利かない自由診療では陽子線治療約270万円、

重粒子線治療では約315万円と高額の医療費が患者負担になっていた。


●3割負担で高額療養制度も利用可

これが4月1日からの保険適用で、

患者の負担は1割から3割になる。

さらに高額療養費制度を利用すれば(収入にもよるが)、

患者の実質負担額は8万円から15万円で済む。


新たに保険診療が適用される疾患は、

陽子線と重粒子線で、

①長径4センチ以上の肝細胞がん

②肝内胆管がん

③局所進行性膵がん

④術後局所再発した大腸がん

加えて重粒子線の、

⑤局所進行性子宮頚部腺がん

の5疾患。


粒子線治療についてサイエンスライターの平林茂氏が説明する。

「同じ放射線でも、

Ⅹ線の3~4倍の強いエネルギー量を集中して腫瘍部分に照射するため、

局所制御率が非常に高く、

周辺の他臓器が受ける負担を減らす。

前立腺がんでは、

男性機能を含め周辺臓器が温存され、

患者のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)が保たれることが特徴です。」


2018年に放射線医学総合研究所(現QST病院)で、

前立腺がんの重粒子線治療を受けたA氏(62歳・青森県)が言う。

「治療は火曜日から金曜日の4日間で、

その後月曜日まで3日間は休み。

治療時間は2分間ほどで体調の変化もまったくなかった。

私はホテルからの通院でしたが、通院治療の患者さんもいましたね。」


被膜外浸潤を伴う高リスクの前立腺がんで、

2010年にQST病院で重粒子線治療を受けたB氏(当時69歳・新潟県)に電話を入れると、

元気な声が返ってきた。

「今年で80歳になりました。

退院後全くこれまで健康状態に異常はありません。

検査通院も3年前に先生から『もう大丈夫』とお墨付きをもらってからは行っていません。」


●手術が不可能な患者にも治療できる

重粒子線治療は、

先進医療として国内で承認されて20年になるが、

重粒子線治療の開始から最先端を走ってきた、

QST病院国際治療研究センター長の辻比呂志氏が語る。

「重粒子線治療は手術が不可能な患者に治療できるケースが多く、

加えて手術ができる患者さんについて、

疾患によっては外科手術と同等の生存率が得られる。

前立腺がんで重粒子治療を受けた患者の寛解は10年ですが、

他のほとんどのがんは術後5年元気だったら寛解といっていいでしょう。

今後は先端治療として実施されている、

肺がん、食道がん、腎臓がん、子宮がんなども、

保険適用になるべきと考えます。」


粒子線治療がより身近に、そして期待が広がる治療法になる。




<6/9(木) 9:06配信 日刊ゲンダイデジタル>




「粒子線治療」の保険適用が4月から拡大 患者負担は3割に増えるも、より身近に




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