2015年03月11日
ガン診断と治療の見通し
間 黒助です。
検診などでガンの存在が疑われたときには、
ガンが本当にあるのかどうかをまず検査します。
がん検診で “ 要精密検査 ” と言われる人のうち、
実際にガンの人は1割もいません。
詳しく検査をして、
ガンではないと診断されれば、
もう心配する必要はありません。
一方、
ガンがあると診断された場合には、
そのガンがどのような状態であるかを詳しく検査します。
その目的は、
ガンが治せる状態なのかどうか、
広がりがあるかどうかを知り、
最も良い治療方針を導き出すためです。
そのために 「ステージング」 という手順が、
ガンの種類ごとに決められています。
ステージングによって、
ガンのステージ(病期)分類が行われます。
ガンのステージは病状によってゼロ期またはⅠ(1)期からⅣ(4)期まで分かれます。
ゼロ期は、
ガン細胞ができた場所から広がっていない状態のことで、
数字が大きくなるほど広がりも大きくなり、
Ⅳ期は周囲や別の内臓まで広がった状態を指します。
ステージングがなぜ大切かというと、
治療方針や治る見込みを考えるときに、
大いに参考になるからです。
胃ガンを例にとると、
胃袋のいちばん内側の粘膜だけにガンがあるものと、
その下の粘膜下層にとどまるものをⅠ期としていて、
これを 「早期ガン」 と呼びます。
胃の早期ガンの多くは内視鏡で手術が完了し、
治癒の目安となる5年生存率も95%以上です。
つまり “ 胃カメラで治せるガン ” ということになります。
一方、
進行ガンと診断されたからといって、
もう治らないんだと考えるのは早合点です。
進行ガンというのは、
早期ガンではない全てのガンが含まれます。
その中には手術で完治できる場合もあります
落ち着いて医師の説明を聞いて、
必要以上に落ち込まないように心掛けましょう。
手術で完治が見込めない進行ガンの場合は、
手術、放射線治療、抗がん剤治療など、
いくつかの治療法を組み合わせて提案されることが多くなります。
場合によっては、
そのような積極的治療をせずに様子を見て、
困る症状が出てきたら対応しましょうという方針を提示されることもあります。
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間 黒助
Posted by ブラックジャックの孫 at 18:42
│ガンの治療法