2014年04月29日

PET検査の原理



間 黒助です。




酸素のある状態での発酵では、

細胞レベルでどのような現象が起こるのかというと、

ガン細胞では細胞内への糖の取り込みが異常に高まっています。

PET検査(陽電子放射断層撮影)は、

このガン細胞の旺盛な糖の細胞内への取り込みという代謝現象を利用した検査です。

ガンの早期発見に有用と喧伝されています。


PET検査では、

放射能を含んだ糖を血液中に投与します。

ガンは細胞内の糖の取り込みが高まっているので、

放射能で目印を付けた糖はガン細胞に集積するはずです。

結果的に、

PET検査ではガンがある部分に放射能が集積して画像として鮮明に浮かび上がります。


この検査ではガンの種類は問われません。

遺伝子変異とは違い、

全てのガンにおいて細胞での糖の取り込みが高まっているからです。


また最近になり、

MRI を用いたガンの早期発見の検査が開発されたことが報告されています。

これはチョコレートなど甘いものを食べたときに、

ガン細胞での糖の取り込みが盛んになるのを利用して、

MRI で映し出す新しい方法です。


この方法では、

PET検査のように放射性物質を使用しませんので、

被爆の危険性がありません。

甘いものを食べるとガンが鮮明に浮かび上がってくるという検査です。




PET検査の原理






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間 黒助





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Posted by ブラックジャックの孫 at 13:27 │色々な検査方法
この記事へのコメント
ケトン体を多くしてブドウ糖を少なくするとがんに有効とのことですが、体の中のブドウ糖は常に一定量の血糖値になるように体の中で調整されているのではないでしょうか。
ケトン食では炭水化物を取らないので低血糖状態になるのではないでしょうか。
低血糖になっても大丈夫ですか。
ケトン食であってもブドウ糖の血液中の濃度は保たれるのでしょうか。
Posted by suzumehunter at 2014年05月07日 22:37
suzumehunter 様

おっしゃる通り、血糖値が高くなるとインスリンを分泌して血糖値を下げる調整をします。

そもそも血糖値を高くしてはいけないのでそのような機能が備わっています。

人間は糖新生といって体で糖を作り出すことできるので、

ケトン食で低血糖状態になることはありません(重度の糖尿病患者や腎臓が悪い人は除く)。

ちなみに通常、血中に含まれる糖は5gです。

それ以上は必要ではありません。
Posted by ブラックジャックの孫ブラックジャックの孫 at 2014年05月07日 22:52