2014年04月20日
ガンがうまく闘える病になる日
間 黒助です。
『 ガンと現在の生活習慣の関係 』
『 先進国の女性に乳ガンが多いのはなぜか 』
『 夜間勤務と乳ガンの関係 』
『 メラトニンのガン抑制効果 』
の続きですが、
夜間の照明がメラトニンの分泌を阻害し、
乳ガンや前立腺ガンのリスクとなっている問題でも予防対策が始まっています。
電気メーカーでは、
メラトニン抑制を軽減することを目的とした照明器具の開発を進めています。
メラトニンは青い波長の光より、
赤い波長の光のほうが抑制されにくく、
国際線に使われる最新鋭の旅客機には、
この技術を生かして昼間は青色ですが、
夜になるにつれて赤色が濃くなる照明が使われているそうです。
夜間勤務と乳ガンの関係を認め、
世界に先駆け患者さんの労災補償制度を始めたデンマーク各地の病院では、
看護師たちの負担を減らすため勤務シフトを見直し始めています。
例えば以前は、
日勤からいきなり夜間勤務と言うことがありましたが、
日勤 → 準夜勤 → 夜勤 → 日勤と、
できるだけ時間の流れに無理がないようにしています。
また “ パワーナップ ” と呼ばれる仮眠を導入する病院も増えています。
複数の看護師で夜間勤務をする場合、
交代で短時間の仮眠を取り合うのです。
入院している患者さん達がいる限り、
夜間勤務をなくすわけにはいきません。
看護師がベストな状態で患者さんに対応できる状況を作っていくのは大事です。
リスクに気付き、改める、
進化の代償として背負ったガンのリスクを、
消していこうという取り組みが着実に進められているようです。
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間 黒助
Posted by ブラックジャックの孫 at 14:05
│人間はなぜガンになるのか