2014年04月26日

ガンに無力な現代医療



間 黒助です。




現代医療のガンの標準治療は、

手術、抗がん剤、放射線治療の三大療法であることは、

ここ20年で全く変わっていません。

しかし、

手術の手技、新しい抗がん剤、より効果的な放射線治療という三大療法の進化、

さらには免疫療法、分子標的薬などの新たなカテゴリーの抗がん剤、

遺伝子治療なども新たに加わっています。


しかし、

これらの現代医療の抗がん剤治療は、

良性腫瘍や一部のガンにはある程度の効果がありますが、

特に転移ガンに対してはほとんど力になれていないと言ってもよいでしょう。

さらには、

これらの治療が進行ガンに目覚ましい効果がなかったというだけで話は終わりません。

これらの治療は逆にガンを進行させている事実があります。

三大療法は患者さんの心身を弱らせ、

感染症を代表とした致命的な合併症を起こしやすくします。

要は “ 生活の質 ” が著しく低下します。

延命しても数ヶ月という “ 生活の量 ” を追い求めた代償としての、

“ 生活の質 ” の低下を招くことは全く割にあいません。


さらにガン治療の中で必ず使用されるステロイド剤がありますが、

これも血糖値を上げ、薬物耐性をつけ、ガン細胞を活性化させます。


最近登場してきた分子標的薬は、

正常細胞にも甚大な副作用を与える従来の抗がん剤と違って、

ガンのみをターゲットにするという 『 理想の抗がん剤 』 という夢のような触れ込みでした。

具体的には、

肺ガン(非小細胞型肺ガン)に対するイレッサ、

慢性白血病に対するグリベックや、

Her-2 たんぱく質が陽性の乳ガンに対するハーセプチンという製剤などが、

実際に使用されています。


これらの新しい抗がん剤は、

いくつかの論文で多少の延命効果があるとされています。

しかし長期間のデータがほとんどないなど、

その多くのデータの信憑性に疑義が呈されています。


また、

分子標的薬については大変興味深いことが起こっています。

それは投与していると耐性のガン細胞が出現してくるという事実です。


これはまさに抗生物質の乱用によって、

手のつけようのない多剤耐性菌が出現してくるという、

苦い歴史と同じパターンを示しています。

なので分子標的薬も効果が怪しいし、

多少効果があってもすぐに耐性ができてイタチゴッコになってしまいます。


分子標的薬の問題は毒性にもあります。


ガン細胞の血管新生を抑えて、

ガン細胞の増殖を抑制するという謳い文句で登場してきた、

アバスチンという分子標的薬がありますがm

この薬剤もガン細胞をむしろより悪性化させることが分かってきました。


さらに、

このような分子標的薬は副作用がないはずだったのですが、

実際には多くの毒性が報告されています。

アバスチンを例に挙げると、

アナフィラキシーショック、消化管穿孔、

脳梗塞、心筋梗塞、肺出血などが報告されています。


肺ガンに対する分子標的薬イレッサでは、

間質性肺炎などの急性肺障害のために死亡した、

イレッサ訴訟が社会問題になりました。


分子標的薬の副作用を調べてみると、

たくさんの命にかかわる重篤な副作用が列挙されています。

とてもガンだけをターゲットにする夢の抗がん剤とは思えません。


これら分子標的薬は、

ガン細胞だけをターゲットにするのではなく、

実際は正常細胞にも作用するために様々な副作用が起こるのです。

それもそのはずで、

ガン細胞とは正常細胞が分裂・成長するときに、

同じシグナル経路を利用して増殖しる自分の細胞に過ぎないからです。


三大療法から分子標的薬に至るまで、

現代医療のガンのアプローチは、

全てガンを “ 異物 ” と見なしてそれを攻撃することばかりでした。

ガンは完全に自分の細胞ですから、

現代医療のアプローチでは、

どうあがいても自分の体との消耗合戦にしかなりません。


このように現代医療のガン治療は様々な問題点を抱えています。




ガンに無力な現代医療






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間 黒助





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Posted by ブラックジャックの孫 at 14:29 │ガンの治療法
この記事へのコメント
血行性転移の記事をお願いします。
Posted by 羽牛田 at 2014年04月28日 11:44
羽牛田 様


初めまして。
血行性転移については1年ほど前に書きましたのでご参照下さい。

http://kurosukehazama.ti-da.net/e4698966.html
Posted by ブラックジャックの孫ブラックジャックの孫 at 2014年04月28日 14:32