2013年06月26日
ガンで死ぬのか、ガンの治療で死ぬのか
間 黒助です。
ガンの治療法は大きく言うと、
手術、放射線治療、抗がん剤治療の3つがあります。
この他にも、
免疫治療、ガンワクチン療法、温熱療法、高濃度ビタミンC療法などがありますが、
どれもガンを根絶やしにすることはできません。
ガンの治療は、
完全に根絶やしにできるものでなければ意味がありません。
残党が存在すればそれが増殖していきます。
その意味では、
手術と放射線治療だけは、
根絶やしにできることがある治療法と言えます。
もっとも抗がん剤も “ 猛毒 ” ですから、
ガンを消そうと思えばできないわけではありません。
ただガンが消える前に命が先に消えてしまいますので、
実用的ではないということです。
それにもかかわらず医療現場では、
抗がん剤が “ 効く ” とか “ 有効 ” という言葉が使われます。
それはどういう意味かと言うと、
一般的に 『 効く 』 と表現される内容には次の4つがあります。
①治癒
②延命効果
③症状の緩和
④ガンの縮小
抗がん剤が 『 効く 』 として採用、承認される基準があります。
それは、
レントゲン写真など画像の上で、
ガンの大きさ(面積)が半分以下になっている期間が4週以上続くこと、
そして、
抗がん剤を使った患者さんの2割以上がそういう状態を呈すること、
というのが条件です。
8割もの患者さんが反応しないようなものが薬として認可されるなど、
他では考えられません。
医療側は、
こういう事情を踏まえて 『 効く 』 とか 『 有効 』 とか言っているわけですが、
患者さん側は 『 効く 』 と言われれば 『 治る 』 、
あるいは 『 ガンが無くなる 』 と受け取ったとしても責められません。
同じ 『 効く 』 という言葉を使いながらも、
言葉の中身には天と地ほどの差があるということになります。
その上、
抗がん剤はほとんど “ 毒薬 ” か “ 劇薬 ” 指定ですから、
当然、強い副作用もあると覚悟しなければなりません。
なぜなら、
ガンだけを攻撃するのではなく、
まともな細胞や組織もやられてしまうわけです。
抗がん剤で治るのは、
血液のガンや、
子供のガン、
塊になるものでは精巣のガン、
子宮絨毛ガンくらいのものと言われます。
胃ガンや肺ガンのように塊になるガンは、
一時、小さくなることはあっても、
あまり使う意味はないことになります。
また、
たとえ数ヶ月の延命効果はあったとしても、
副作用が強烈でしょうからヨレヨレの状態になります。
結果的に苦しむ期間が延びただけというのでは、
あまりにも悲惨過ぎるのではないでしょうか。
つまり、
延命は結構なことですが、
どういう状態での延命かが問われていると思います。
さらに抗がん剤は “ 猛毒 ” ですから、
効果はなくても副作用は必ずあるはずです。
なので延命効果はなくても、
縮命効果はあるということです。
僕は、
命を延ばすつもりが、
かえって縮める結果になっていると思います。
