2014年01月10日
『 食事バランスガイド 』 は糖質過多で、そもそも科学ですらない
間 黒助です。
厚生労働省と農林水産省が公表している 『 食事バランスガイド 』 を読むと、
そこには、
「1日にご飯なら中もり4杯、食パンなら6枚、
うどんや蕎麦などの麺類なら3杯食べるのがバランスのとれた食事である」
と明記されています。
ご飯中盛りを1日4杯なら普通の食事だし、
食パンが1日6枚というのは、むしろ少なすぎると感じるはずです。
ところが、
これらの主食に含まれる炭水化物(=糖質)を砂糖に換算すると、
“ 1食あたり砂糖 70~90g ” というとんでもない量になってしまいます。
角砂糖(1個3g)に換算すると23個~30個です。
これを “ 普通の量 ” と感じる人は多分いないでしょう。
厚生労働省と農林水産省が推奨する 『 食事バランスガイド 』 は、
要するに、
「毎食必ず、角砂糖23~30個食べなさい」
と言っているようなものです。
厚生労働省は国民を糖尿病にするつもりなのでしょうか。
なぜこんな異常とも思える糖質過多な食事を推奨しているのでしょうか。
もちろんそれには理由があります。
この 『 食事バランスガイド 』 は国立健康・栄養研究所が、
日本人の平均的な食事を調査し、
その平均値を算出したものをベースに作られたからです。
要するに、
「栄養学的・生物学的にこの量を摂取する必要がある」
という数字ではなく、
日本人は習慣としてこのような食事をしていますよ、
という調査結果から、
日本人の食事の理想的なバランスを割り出した代物なのです。
つまり、
科学とは全く無関係な単なるアンケート結果に過ぎません。
当然、
科学的根拠は皆無と見なすべきです。
これを例えて言えば、
「中学生は学習内容を理解するためには毎日2時間勉強するべきである」
と推奨するのではなく、
「中学生にアンケートをとってみたら、
毎日自宅で30分しか勉強していない生徒が多かった。
だから勉強は30分がよい」
と提言しているようなものです。
厚生労働省と農林水産省がアンケート結果をもとに、
「カロリー数の6割以上は炭水化物で摂取すべきである」
と考えているのであれば、
これは科学の基本すら知らないと言わざるを得ない。
これが許されるのなら、
科学に実験も考察も不要になり。
多数決で決めればいいことになってしまいます。
現実問題として、
国民の多くが毎食ごとに、
角砂糖23~30個分の糖質を摂取しているのは事実かもしれませんが、
だからといって、
「毎食ごとに角砂糖23~30個を食べれば健康になる」
という結論を出すのは論外です。
国民の健康を守るのが厚生労働省の仕事であるのなら、
厚生労働省が総力を挙げて食事と健康について研究して科学的なデータを出し、
その上で、
“ 理想とすべき栄養素の組み合わせ ”
を指針として出すのが本筋というものでしょう。
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間 黒助
Posted by ブラックジャックの孫 at 20:00
│間違いだらけの食生活