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2014年05月05日

ガンはケトン体を栄養にできない ~ ガンの天敵ケトーシス ~



間 黒助です。




農耕革命以前の僕達の先祖は食を狩猟採集に頼っていました。

狩猟採集では1日3食というわけにはいきません。

時には数日何も獲物がない状態を過ごさなければならなかったでしょう。

現代のように高濃度の糖を含む加工食品や果物も自然界にはありませんでした。

糖の貯蓄態のグリコーゲンも底をついたでしょう。


それでは周期的に来る飢餓状態にはどのように対応したのでしょうか。


人類はもともと飢餓に対して、

“ 蓄えた脂肪を燃焼してエネルギーにする ” という方法をとっていました。

具体的には、

蓄えた脂肪をグリセロールとして脂肪酸に分解します。

グリセロールは肝臓で糖に変換されます(糖新生)。

脂肪酸は、

アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸など、

『 ケトン体 』 と呼ばれるものに分解されて、

脳や筋肉のエネルギーとして利用されます。


このように脂肪を燃焼させることでエネルギーを獲得できれば、

筋肉(たんぱく質)を分解して糖に変換する(本当の飢餓状態)必要がなくなり、

体がガリガリに痩せ細ることもありません。

このようにケトン体を用いた周期的に来る飢餓状態への対応を、

『 ケトーシス 』 といいます。

狩猟採集時代の原始人は “ ケトーシス体質 ” だったのです。


ケトン体は最終的に、

ミトコンドリアの内膜で酸化的リン酸化(細胞内呼吸)によって、

効果的に莫大なエネルギーに変換されます。

またケトン体は、

ミトコンドリアに存在する特有の酵素がないと代謝できません。

そうするとミトコンドリアにダメージがある細胞では、

ケトン体は利用できないことになります。


ガン細胞は、

糖あるいはグルタミンのない状態では、

ケトン体を与えても利用できないために死滅してしまいます。

さらに、

いくつかのガン細胞にとっては、

糖がある条件でもケトン体を与えると死滅してしまうことも報告されています。

ガン細胞とはまさしく、

ミトコンドリアがダメージを受けたケトン体を利用できない細胞なのです。


さらに血液中のケトン体濃度は、

血液中のインシュリン濃度と逆比例していることが分かっています。

つまりケトン体濃度が高まるほど、

インシュリン濃度が下がります。

インシュリン濃度が下がれば、

ガンの主要な増殖経路(IGF-1経路)を断つことができます。

ガンがケトーシス(血液中のケトン体濃度が高い状態)を嫌がるのは当然なのです。




ガンはケトン体を栄養にできない ~ ガンの天敵ケトーシス ~






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間 黒助





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Posted by ブラックジャックの孫 at 15:22 │まずはガンの基礎知識から