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2020年12月02日

がん5年相対生存率は68.6% 乳がんなど3部位で9割超え



間 黒助です。




先日こんなニュースがありました。






国立がん研究センターは11月19日、

2010~12年にがんと診断された約14.8万人の、

5年相対生存率は68.6%だったと発表した。

生存率は部位によって差がみられ、

5年相対生存率が90%を超えたがんは、


前立腺がん(100%)、

女性の乳がん(93.6%)、

甲状腺がん(92.6%)の3部位だった。




一方で、

厳しい生存率だった上位3部位は、


膵臓がん(11.1%)、

胆のう・胆管がん(28.9%)、

肝がん(38.1%)――。


いわゆる肝胆膵のがんのアンメット・メディカル・ニーズの高さがわかる。

全てのがんでステージが上がるほど生存率が落ちることも改めて確認され、

膵臓がんステージ4の5年相対生存率は、1.8%だった。


なお、04~07年にがんと診断された約9万人の10年相対生存率は58.3%だった。




生存率には実測生存率と相対生存率があり、

相対生存率はがん以外の死因による死亡などの影響を除外したもの。

実測生存率は死因に関係なく全ての死亡を計算に含めた生存率となる。


今回発表した生存率は、

国がんが全国がんセンター協議会(全がん協)の協力を得て、

全がん協加盟32施設でのがんの診断治療症例を集計したもの。

今回は、10~12年に診断治療を行った32施設14万8226症例を分析した。


前回09~11年症例の5年相対生存率は68.4%だったことから、

今回は0.2ポイント改善したことになる。

ただ、国がんは、

「前回公表の相対生存率と比較した場合、

多くの部位で生存率の上昇を認める一方、

低下している部位を含めて、臨床的に意味のある変化は認められない」

としている。




『 ステージ4の5年生存率 胃がん6.6%、肺がん6.3% 』

部位別の全病期の5年相対生存率は、


食道48.9%(前回調査46.0%)、

胃74.9%(74.9%)、

大腸76.5%(76.8%)、

肝38.1%(37.0%)、

胆のう・胆管28.9%(28.6%)、

膵臓11.1%(9.9%)、

喉頭82.0%(79.5%)、

肺46.5%(45.2%)、

乳(女)93.6%(93.7%)、

子宮頸75.7%(76.8%)、

子宮体86.3%(86.4%)、

卵巣65.3%(66.2%)、

前立腺100.0%(100.0%)、

腎臓など69.9%(69.4%)、

膀胱68.5%(69.0%)、

甲状腺92.6%(92.4%)――だった。




ステージ1の場合、

多くのがんで5年相対生存率は90%を超える一方、

90%未満のがんとして、


食道88.8%、

肝63.2%、

胆のう・胆管57.3%、

膵臓47.5%、

肺84.6%、

膀胱88.7%――が確認された。




ステージ4の場合の5年相対生存率は厳しく、

相対生存率が10%を下回ったがんは、


胃6.6%、

肝2.8%、

胆のう・胆管2.6%、

膵臓1.8%、

肺6.3%――となった。





患者数の多い肺がんはタイプによって予後が異なる。

5年相対生存率は、

肺腺がんのステージ1で90.6%、ステージ4で9.3%だったが、

肺扁平上皮がんは同68.8%、2.4%、

小細胞肺がんは同63.9%、2.0%――だった。




『 10年相対生存率は1.1ポイント改善 』

10年相対生存率は、

04年~07年に診断治療を行った21施設9万4392症例を分析したものとなる。

前回調査は03年~06年の症例を用いたもの。

全部位、全病期による10年相対生存率は今回、

前回調査(57.2%)から1.1ポイント改善したが、

国がんは、5年生存率と同じく10年生存率についても、

前回調査と比較して「臨床的に意味のある変化は認められない」としている。




部位別の全病期の10年相対生存率は、


食道31.8%(前回調査30.9%)、

胃66.8%(65.3%)、

大腸68.7%(67.8%)、

肝16.1%(15.6%)、

胆のう・胆管19.1%(18.0%)、

膵臓6.2%(5.3%)、

喉頭63.3%(61.9%)、

肺32.4%(30.9%)、

乳(女)86.8%(85.9%)、

子宮頸68.7%(68.8%)、

子宮体81.6%(81.2%)、

卵巣48.2%(45.3%)、

前立腺98.8%(97.8%)、

腎臓など62.8%(64.0%)、

膀胱61.1%(62.6%)、

甲状腺85.7%(84.1%)――だった。




<ミクスOnline2020年11月26日 (木)配信>




がん5年相対生存率は68.6% 乳がんなど3部位で9割超え






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