正常細胞は酸素があれば酸素を使ってエネルギーを生成する

ブラックジャックの孫

2013年10月24日 14:34



間 黒助です。




酸素を使ってATPを産生する代謝系を 『 好気呼吸 』 と言い、

逆に、

酸素を使わずにATPを産生する代謝系を 『 嫌気呼吸 』 と言います。


アルコール発酵や乳酸発酵など、

発酵過程の代謝は嫌気呼吸になりますが、

この嫌気呼吸(発酵)は、

好気呼吸に比べてATPの産生効率が極めて悪く、

その産生量には格段の差があります。


そのため、

動物の細胞は基本的には酸素を使い、

ミトコンドリアでブドウ糖や脂肪酸を水と二酸化炭素に完全に分解(酸化)することで、

効率良くエネルギーのATPを生成しています。


しかし、

酸素の供給が間に合わないときには、

嫌気性解糖系でATPを作らざるを得ません。


例えば、

全力で 100m を走るときのように、

筋肉が短時間で大量のエネルギーを必要とするときは、

筋肉細胞は嫌気的なブドウ糖の分解によってATPを作り、

このとき乳酸が大量に作られます。

この反応は乳酸菌の乳酸発酵と全く同じです。


一方、

酸素の供給が十分にある有酸素運動を行う際などは、

筋肉細胞は酸素を使ってミトコンドリアでブドウ糖を酸化してATPを産生します。


このように通常の細胞では、

酸素があればTCA回路と酸化的リン酸化でATPを産生するようになっているのです。











※ガンについてや、

ガン治療に対して少しでも疑問に思ってること、

ご質問やご相談のある方は、

コメントにお書きになるか、

または下記のメールアドレスにメール下さい。

真摯なご質問・ご相談には必ず返信致します。



【間 黒助へのご質問・ご相談はこちらまで】

kurosukehazama@yahoo.co.jp



コメントは“承認後に受け付ける”の設定になってますので、

コメントに書いた内容がいきなり公開されることはありません。

公開を控えて欲しい場合はそう書いてもらって結構です。

公開を控えて欲しいというコメントへの返答は、

質問内容を控えてブログの『コメントへの返答』カテゴリーで随時アップします。


少しでも心配事があるなら遠慮せずにコメント下さい。

そんな少しのことで今後が、未来が変わるかもしれません。


僕がご相談やご質問に対してどう返答しても決めるのは自分です。

そのためには少しでも情報を集め、

後悔しない選択をして下さい。


少しでもお役に立てればと思っております。




間 黒助






関連記事