「イミフィンジ+化学療法」進行胆道がんに対する治療薬としてFDAが承認

ブラックジャックの孫

2022年10月04日 09:18



間 黒助です。


先日こんなニュースがありました。




進行胆道がんに対する治療薬として、

「デュルバルマブ(製品名:イミフィンジ)+化学療法(ゲムシタビン+シスプラチン)」

併用療法を米国食品医薬品局(FDA)が承認しました。


<イミフィンジ、プラセボと比較して死亡リスクを20%低下>

アストラゼネカは2022年9月5日、

局所進行または転移性胆道がんの成人患者さんの治療薬として、

「デュルバルマブ+化学療法」

がFDAから承認を取得したことを発表しました。

今回の承認は、TOPAZ-1試験の結果に基づくものです。


TOPAZ-1試験は、

肝内胆管がん、肝外胆管がん、

および胆嚢がん(乳頭部がんを除く)などの、

切除不能な進行または転移性胆道がん患者さん685人を対象に、

一次治療として、

「デュルバルマブ+化学療法」と「プラセボ+化学療法」

を比較した第3相試験です。

主要評価項目は全生存期間、

主要な副次的評価項目は無増悪生存期間、

全奏効率、安全性などでした。


解析の結果、

「デュルバルマブ+化学療法」は、

「プラセボ+化学療法」と比較して、

死亡リスクを20%低下し、

全生存期間の延長が認められました。

また、治療開始から2年後の時点での患者さんの生存率は、

「デュルバルマブ+化学療法」25%、

「プラセボ+化学療法」10%と推定されました。

PD-L1の発現状況や腫瘍の原発部位にかかわらず、

事前に規定されたすべてのサブグループで一致していました。


ワシントンDCにある、

メドスタージョージタウン大学病院、

ジョージタウンロンバルディ総合がんセンターの、

消化器がんプログラムのリーダーであり、

TOPAZ-1試験の治験責任医師でもあるAiwu Ruth He准教授は、

次のように述べています。


「進行胆道がんの治療は10年以上もの間大きな進展がありませんでした。

今回の承認は、

忍容性が良好で、

より効果的な新規の治療選択肢を早急に必要としている、

進行胆道がんの患者さんにとって、

大きな一歩となるものです。

イミフィンジと化学療法の併用療法は、

化学療法単独と比べて生存期間の延長を示しており、

予後不良という問題に長年直面してきた、

進行胆道がんにおいて新たな標準治療となるべきものです」




2022年9月5日アストラゼネカ株式会社プレスリリース











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