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2014年02月22日

定住しないといけない生活へ



間 黒助です。




日本史の教科書の古代史の項目を読むと、

「縄文時代は狩猟採集生活だったが、

渡来人が稲作を伝えたことから農耕が始まり弥生時代になった」

と、いとも簡単に説明しています。


しかし 『 狩猟採集生活 → 農耕生活 』 の変化は一筋縄ではいきません。

人間は基本的に “ 定住 ” しない動物だからです。


狩猟採集生活とは、

自然環境から得られる食料だけで生活することであり、

そのためには1ヶ所に定住することは不可能です。

1ヶ所に留まってしまったら、

獲物や木の実をすぐに採り尽くしてしまうからです。

そうなったら嫌でも別の場所に移動するしかありません。


だから狩猟採集時代の人間は基本的に移動生活をしていたし、

定住はしていないのです。


人類(ホモ属)が決まった場所で生活するようになるのは、

クロマニョン人(現生人類の直接の祖先であり25万年前に登場)の時代で、

それ以前の人類500万年の歴史では、

定住生活を送った証拠は見つかっていません。


一方、

農耕をするためには定住が絶対条件です。


例えば、

最初期の農耕は、

メソポタミアやエジプトにおけるコムギの(※)ピット栽培だったと考えられていますが、

これらの地域は基本的に雨があまり降らないので、

土が乾燥してくれば、

川から水を汲んできて灌漑水を追加しないといけませんし、

種子が実ってきたら、

小鳥やネズミに食べられないように見張りをする必要もあります。


(※)小さな穴を掘ってそこにコムギの種を蒔き少量の水を与える。


だから農耕の開始と同時に、

否応なしに畑のすぐ近くに定住しなければいけなくなりました。


要するに “ 定住してはいけない ” 狩猟採集時代から、

“ 定住しなくてはいけない ” 農耕時代へと、

生活スタイルを180度転換しなければならなかったのです。


しかし、

この転換は予想以上に困難というか、

どう考えても不可能にしか思えません。

なぜなら “ 動物としての本能 ” が絡んでくるからです。











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間 黒助



  

Posted by ブラックジャックの孫 at 11:18間違いだらけの食生活

2014年02月21日

穀物とは 2



間 黒助です。




穀物とは何か 』 の続きですが、

そもそも穀物とはどういう植物なのでしょうか。


一般的な穀物の定義は、

「人間が食料としている植物のうち、デンプンの多い種子を食用にしたもの」

です。


つまり、

生物学的・植物学的な分類ではなく、

人間の食を基準に作られた分類です。


さらに、

穀物には “ 狭義の穀物 ” と “広義の穀物 ” があります。


狭義の穀物はイネ科の植物の種子を指し、

広義の穀物にはイネ科の他にマメ科やタデ科の植物の種子も含まれます。

要するに、

人間が食物にしたか否か、

デンプンが多いか否か、

で決められた極めて恣意的な分類と言えます。


また、

主食作物であるコメ、ムギ、トウモロコシを主穀、

コメとムギ以外のイネ科の穀物であるヒエやアワを雑穀と呼んでいます。

ヒエやアワにとっては名誉棄損的な呼び名ですが、

裏を返せば人類にとってコメ、ムギ、トウモロコシがそれほど重要だったのです。


それにして穀物はなぜ種子にデンプンを蓄えているのでしょうか。


植物の種子は胚と胚乳から成り、

胚は葉や根になる部分、胚乳は栄養分の貯蔵庫です。

種子が発芽して葉が地上に出て光合成が始まるまでの間、

胚は種子の中の物質からエネルギーを調達しなければなりません。

胚乳はそのためのエネルギー貯蔵庫です。


このため、

イネ科植物の胚乳はデンプンで満たされているし、

アブラナ科植物の胚乳には脂肪が詰まっています。

一方、

マメ科植物の種子には胚乳がなく胚のみですが、

この胚は貯蔵庫も兼ねていて、たんぱく質が詰まっています。


要するに、

種子が発芽して光合成が始まるまでの間のエネルギー貯蔵物質が、

植物ごとに異なっているわけです。


イネ科植物の種子はデンプンを貯蔵していますが、

発芽と同時にアミラーゼが作られ、

デンプンを分解してブドウ糖にし、

そのエネルギーとして利用しています。

発芽した麦を麦芽と呼びますが、

人類が作った最古の酒である古代エジプトのビールは、

麦芽のアミラーゼを利用して麦のデンプンを分解し、

それをアルコール発酵させることで作られたと言われています。

これはまさにエジプトがムギの原産地の1つだったからこそ可能だったと言えます。











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Posted by ブラックジャックの孫 at 13:10間違いだらけの食生活

2014年02月20日

穀物とは何か



間 黒助です。




糖質から見た農耕の起源を考察してみます。


従来の栄養学で三大栄養素といえば、

炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂質ですが、

たんぱく質・脂質と炭水化物では大きく異なる点があります。

炭水化物は植物性食物からしか摂取できませんが、

たんぱく質と脂質は、

植物性食物からも動物性食物からも摂取できるという点です。


ヒトは消化管の構造からすると元々は肉食動物であり、

その後、

食物の範囲を広げて雑食動物になったと考えられているため、

植物性食物からしか得られない炭水化物は、

ほとんど口にすることがない食物だったと思われます。

初期人類が生活していた環境では、

糖質は植物の葉や茎や根、

そしてイネ科植物の種実にのみ含まれる物質で、

その量は非常に少なかったからです。

大量の糖質を持つ植物が登場するのは人間が品種改良してからです。


現在の僕達は、

大量の糖質(=デンプン+砂糖)を摂取していますが、

デンプンの原料は穀物かイモ類、砂糖の原料はサトウキビか甜菜(ダイコン)です。

つまり、

僕達が食事から摂取する糖質は全て食物由来であり、

それらは農耕作物です。


このうちサトウキビは、

数千年前にすでにニューギニアで栽培されていましたが、

栽培には豊富な水と肥料と膨大な労働力が必要なため、

17世紀になるまで大規模栽培は行われませんでした。


一方、

甜菜は紀元前6世紀頃から栽培されていましたが、

それは葉を食用とするための栽培であり、

砂糖を取るための栽培は18世紀半ばまでは行われていませんでした。


つまり、

17世紀以前の人類の圧倒的多数は、

砂糖とはほぼ無縁の生活を行っていたわけです。


また、

イモ類も1万年以上前から栽培されていましたが、

その多くは原産地(=熱帯地方)での栽培でした。

ジャガイモが一般に食料として普及するのは産業革命の頃であり、

これまた人類史からすると、ごく最近の食べ物です。


一方、

穀物栽培開始の年代について他の説もありますが、

穀物の栽培は1万2,000年前のメソポタミアやエジプト文明にまで遡ることができます。


最初に栽培されたのはコムギですが、

コムギの灌漑農法は人類史上最大の革命の1つであり、

ごく短い時間で世界各地に広まったことが分かっています。


つまり、

人類と糖質の付き合いは、

穀物栽培から始まったのです。


そして、

穀物栽培の開始と共に、

人類の人口増加が始まるのですが、

これは長期保存が可能で、

狭い耕地で大量に収穫できるという穀物が可能にしたものでした。

その意味で穀物は人類を発達させた原動力であり、

人類文明を支えてきた偉大なる縁の下の力持ちです。


逆に言えば、

もしもこの地球上に穀物という植物種が存在しなければ、

人類はここまで増加・繁栄することはなかったかもしれません。

人間が食用にできる植物は多数ありますが、

穀物と置き換えられる植物は他に無いからです。











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Posted by ブラックジャックの孫 at 16:18間違いだらけの食生活

2014年02月16日

脳が脂肪酸を使わない理由



間 黒助です。




なぜ脳はブドウ糖を栄養源にしているのか

の続きですが、

脳がエネルギー源として利用しているのはブドウ糖とケトン体で、

脂肪酸は利用しないと書きましたが、

ブドウ糖とケトン体は水溶性物質、脂肪酸は脂溶性物質です。


この違いは言い換えれば、

細胞膜(=脂質二重膜)を自由に通れるか通れないかの違いです。

脳が選んだのは水溶性のブドウ糖とケトン体であり、

脂溶性物質は拒絶したと考えられます。


脳の仕事とは何でしょうか。

それは、

視覚や聴覚などの感覚器から入る膨大な情報を分析し、

それを過去の記憶と照合し、

現在の状況を判断し、

必要な行動を決め、

その命令を手足の筋肉に送ることです。


しかも、

体を取り巻く状況は刻々と変化するので、

その時々に応じて適切な行動を判断し、

逐一、筋肉に指令を出さなければいけません。


人間の脳には250~350億個もの神経細胞が詰まっていて、

それらはシナプスという接合部で相互に結合しています。

そして、

情報が入るたびに、

シナプスから神経伝達物質が放出されて、

隣の神経細胞にキャッチされ、

その神経細胞が別の神経細胞に情報伝達して、

巨大な情報ネットワークを作っています。

つまり、

僕達の脳では常に、

神経伝達物質が飛び交っていることになります。


そんな情報伝達物質が飛び交う修羅場に、

細胞膜を通過できる脂肪酸があったら、どうなるでしょうか。

もちろん、

きちんとしたルールの下で情報を伝え合っている情報伝達物質からすると、

ルールを無視して動き回る脂肪酸は邪魔なものでしかありません。


それどころか、

多種多様な脂肪酸の中には、

情報かく乱物質として作用するものもあります。

これは、

情報収集、統合、分析、行動を決定する器官としては、

致命的なバグの原因になりかねません。


だから脳は脂肪酸が入らないように工夫をしました。

脳を取り巻く血管に 『 血液脳関門 』 という関所を作り、

ブドウ糖とケトン体は通すが、

脂肪酸は門前払いするというシステムを作り上げたわけです。


このような構造物は、

脳だけではなく末梢神経系にも存在し(血液神経関門)、

これも血液脳関門とほぼ同等の機能を持っているらしいです。

要するに脳や末梢神経にとって、

脂肪酸は使いたくても使えないエネルギー源なのです。


ちなみに、

脳神経関門は脂肪酸を通さないと書きましたが、

厳密に言えばこれは正しくないようです。

DHA(ドコサヘキサエン酸)は脳神経関門を通れるからです。


DHAは必須脂肪酸の1つで、

魚などに含まれ “ 食べると頭が良くなる ” ということで有名になった脂肪酸です。

頭が良くなるかどうかを別にして、

脳に多く含まれる脂肪酸で、

おそらくは機能的というより構造的な役割を果たしていて、

そのために血液脳関門を通ることができるようです。


また、

EPA(エイコサペンタエン酸)のような、

神経細胞の細胞膜に必要な機能的な脂肪酸は、

毛細血管の細胞膜から、

それが接する神経細胞の細胞膜へと、

直接受け渡しされる形で脳に供給されているらしいです。


その理由は、

脳の神経細胞自体は増えることはありませんが、

神経細胞間のシナプスは頻繁に作りかえられているからです。

これをシナプス可塑性(かそせい)といいます。

そのためには大量の脂肪酸を必要としますが、

この脂肪酸は、

このような細胞膜同士の直接的受け渡しで脳に持ち込まれているのです。


話が少しずれましたが、

脳にとってブドウ糖とケトン体は都合のよいエネルギー源です。

どちらも水溶性物質であって、

細胞膜を自由に通ることはできず、

細胞膜を通るにはトランスポーター物質が必要です。

トランスポーターが必要ということは、

脳サイドからいえば “ 制御しやすい ” ということになります。

脳にとってはこの “ 制御しやすい ” という要素が何より必要なのです。


このように考えると、

“ 主にブドウ糖を使っているのは、脳、網膜、赤血球 ”

という理由も見えてきます。

目の網膜は脳から直接伸びて作られる組織であって、

脳そのものと言っていいし、

赤血球にはミトコンドリアがないため、

脂肪酸を使おうにも使えないのです。


(脂肪酸はミトコンドリア内でTCAサイクルで代謝されてATPとなるため、

ミトコンドリアがないと脂肪酸を利用できません)


ちなみに赤血球は、

エネルギー産生を細胞質内の酵素で行っており、

ブドウ糖を嫌気性代謝(=解糖系)することでATPを作っています。

解糖系では、

ブドウ糖1分子から2分子のATPしか作れませんが、

酸素と二酸化酸素の運搬以外の機能を持たない赤血球は、

大量のエネルギーを必要とせず、

低エネルギー系の解糖系で十分なのでしょう。











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Posted by ブラックジャックの孫 at 12:29間違いだらけの食生活

2014年02月15日

なぜ脳はブドウ糖を栄養源にしているのか



間 黒助です。




糖質制限について説明すると、

必ず出る疑問・質問として、

「人間の脳はブドウ糖(グルコース)しか栄養にできないはずだ。

炭水化物を摂取しなければ脳は働かなくなるはずだ」

というものがあります。


それに対する答えは何回も書いていますが、

「脳はケトン体(脂肪の分解により肝臓で作られる)も利用できるし、

アミノ酸からの糖新生も行われるので、ブドウ糖が不足することはない」 です。


ちなみに、

人体の様々な組織や細胞の中で、

ブドウ糖を主に使っているのは、

脳、目の網膜、赤血球などであり、

手足の筋肉や心臓の筋肉は、

安静時や軽度の運動時には脂肪酸をエネルギー源とし、

激しい運動のときに限ってブドウ糖を取り込んでいます。


いずれにしても、

人体の多くの組織のエネルギー源は脂肪酸であり、

ブドウ糖は例外的な組織でのみ使っているわけです。


しかしここで、

なぜ脳の主な栄養はブドウ糖なのか、

という疑問を持たないのでしょうか。


なぜ筋肉のように脂肪酸を使わないのでしょうか。

脂肪酸を使ってはいけない特別な理由でもあるのでしょうか。


というのも、

エネルギー生成効率(ATP産生量)から考えると、

ブドウ糖よりも脂肪酸の方が遥かに効率がいいからです。


人間の体のエネルギー産生の場は、

細胞内のミトコンドリアであり、

TCAサイクルという代謝系を働かせることで ATP を作りますが、

1分子のブドウ糖からは38分子のATPが作られるのに対し、

脂肪酸の一種であるステアリン酸1分子からは、

その4倍近い146分子もの ATP が作られるのです。


ここから考えると、

何もわざわざ効率の悪いブドウ糖を使う必要はないはずです。


ましてや、

脳は全身で最もエネルギー消費の高い器官であり、

それこそ湯水の如くエネルギーを使いまくっています。

脳の重量は体重の2%程度ですが、

全身のエネルギー代謝の約20%を消費しているので、

それなら尚更のこと、

ブドウ糖ではなく脂肪酸を使うべきではないでしょうか。




本日は多忙につき続きは明日書くことにします。











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Posted by ブラックジャックの孫 at 17:48間違いだらけの食生活

2014年02月11日

カロリー数への疑問



間 黒助です。

多忙で更新が開いてしまいました。




なぜ食物をカロリーで考えるようになったのか

を読んでみて、

何となく納得しにくいものを感じないでしょうか。


まず体温は最高でもせいぜい40℃であり、

この温度では脂肪も炭水化物も “ 燃焼 ” しません。

つまり、

人体内部で食物が “ 燃えて ” いるわけではありません。

そもそも細胞内の代謝と大気中の燃焼は全く別の現象です。

各栄養素ごとの物理的燃焼熱は、

小数点1~2桁の精度で求められているのに、

エネルギー換算係数を掛けて得られた熱量は、

どれも “ キリのいい整数 ” であり、

数学的に考えると極めて不自然で恣意的です。

動物界を見渡すと、

食物に含まれるカロリー数以上のエネルギーを食物から得ている動物が多数存在します。


こういった疑問は物理学、化学、生物学の絶対的真理を根拠とするものです。

つまり 『 食物=カロリー』 説が正しいとするなら、

物理学や生物学の真理を否定知るハメになってしまい、

道理を引っ込めて無理を通す形になってしまいます。











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Posted by ブラックジャックの孫 at 18:34間違いだらけの食生活

2014年02月02日

なぜ食物をカロリーで考えるようになったのか



間 黒助です。




3大栄養素である、

炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂質のカロリー数について、

多くの人が知っているはずです。


1g あたりで言えば、

炭水化物とタンパク質が4キロカロリー、

脂質が9キロカロリーです。


なので、

100g の炭水化物は400キロカロリーに相当しますし、

油100g は900キロカロリーになります。

メタボ肥満者にはまず最初に、

「油の摂り過ぎに気を付けましょう」 と指導するのは、

油(脂質)はたんぱく質や炭水化物の倍以上のカロリーを含んでいるからです。


ではこのカロリー数はどうやって測定されたのかを調べてみると、

食物とカロリーの関係を考えるには、

17世紀後半にまでさかのぼらなければなりません。


それ以前から科学者達は、

物が燃える前と後で、

空気の組成が変化していることに気付いていましたが、

17世紀後半には、

人間の吸気と呼気の気体の変化は、

燃焼の前後の変化と同じではないかという仮説が提案されました。


とはいっても、

当時はまだ、

“ 燃焼とはフロギストン(燃素)の放出である ”

という学説が主流だったこともあり、

それ以上研究は進まなかったようです。


しかし、

1754年のジョセフ・ブラックによる二酸化炭素の発見、

1774年のジョセフ・プリーストリーによる酸素の(※)発見から、

燃焼という現象の本質が次第に分かり始めました。


(※)実際にはその3年前にカール・ウィルヘルム・シェーレが発見したが公表しなかった。


そして吸気と呼気の分析から、

酸素が減少して二酸化炭素が増加することが発見され、

呼吸とは体内での燃焼現象だという考えが生まれました。


さらに、

運動量や運動強度に比例して、

酸素消費量も増加することが確認されたことから、

この考えは確固たる事実として信じられるようになりました。


その後、

物理学で運動エネルギーや熱エネルギー、

位置エネルギーなどの概念が確立し、

エネルギーの総量は不変である、

というエネルギー保存の法則(熱力学第1法則)が提唱されました。

他方で、

細胞内での代謝メカニズムが次第に明らかにされ、

ブドウ糖や脂質が分解される過程から、

生体内エネルギーの共通通貨であるATPの存在が明らかになり、

ATP合成の過程も分かってきました。


これらの知識から、

食べ物に含まれる栄養素が消化管でバラバラに分解・吸収され、

細胞内でATPに変換され、

または、

新たな器官を作るための材料になる、という仮説が提案されたわけです。


このような思考過程を経て、

食べ物を熱量(カロリー)で計算する考えが生まれたようです。

これは要するに、

“ 内燃機関における、投入した燃料と出力としての仕事量の関係 ”

に近い解釈と言えます。




では、

3大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)や食品の熱量は、

どのようにして測定されたのでしょうか。


測定法は、

1883年にルブネルという科学者が考案した方法が現在も使われていて、

基本的な考え方は同じです。


計算式は、




[ 食物の熱量 ] =

[ 食物を空気で燃やして発生した熱量 ] -

[ 同量の食べ物を食べて出た排泄物を燃やして発生した熱量 ]




となり、

これを様々な食物や各栄養素ごとに測定するわけです。


具体的には、

ポンプ熱量計(カロリーメーター)という機器の中に、

熱量を図りたい食品(もちろん乾燥させてある)と酸素を入れ、

伝熱線に電気を通して熱して燃やし、

容器内の温度の上昇を測定し、

それを熱量に換算することでカロリー数は測定できます。


ちなみに1カロリーとは水1g の温度を1度上げるのに必要なエネルギーです。


このようにして得られた熱量を保有エネルギーと呼び、

たんぱく質は5.56キロカロリー、

糖質は4.1キロカロリー、

脂質は9.45キロカロリー(いずれも1g あたり)という値が得られました。

言ってみれば “ 物理的燃焼 ” です。


しかし、

例えばたんぱく質1g を食べたとして、

5.56キロカロリーの熱エネルギーを摂取できるわけではありません。

栄養素ごとに体内代謝や消化吸収率が異なっているからです。

このあたりのことを精密に測定しようとすると、

消化吸収率の個人差や、

その時々の体調も絡んでくるため、

厳密に測定するのは現実的に不可能になります。


そこで、

“ 精密な値でなくてもいいから、概算値が得られる計算方法 ”

が必要とされたわけです。

この目的に用いられているのが、

『 アトウォーター ( Atwater ) のエネルギー換算係数 』 です。


この係数は、

アトウォーターとルブネルの、

「人間においてたんぱく質、脂質、炭水化物の消化吸収率は、

たんぱく質92%、脂質95%、炭水化物97%であり、

たんぱく質については一部が尿素や尿酸として尿中に排泄されることで、

たんぱく質1g あたり1.25キロカロリーの損失がある」

という研究から算出されたものです。


そしてそれぞれの値にエネルギー換算係数をかけ、

たんぱく質4キロカロリー、

脂質9キロカロリー、

炭水化物4キロカロリー(それぞれ1g あたり)という数値が決まったようです。


その後、

炭水化物の中に、

人間が消化吸収できない成分である食物繊維の存在が明らかになったことから、

腸内の分解効率も計算に入れた、

『 修正アトウォーター係数 』 が使われるようになりました。

これによると、

アルコール(エタノール)は7キロカロリー、

有機酸は3キロカロリー、

ソルビトールやキシリトールは3キロカロリー、

デキストリンは1キロカロリーと、

カロリー数(それぞれ1g あたり)が示されています。


僕達が普段目にする食品や料理のカロリー数は、

これらの数値を基に計算されたもののようです。











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Posted by ブラックジャックの孫 at 17:42間違いだらけの食生活

2014年01月31日

糖質制限で痩せるメカニズム



間 黒助です。




糖質制限をすると、

肥満のほとんどの人は面白いように体重が減ります。

しかもカロリー制限もしていないのに体重が減少していきます。


これはどういうことかと言いますと、

健常人の血液には、

1リットル当たり1g (=100mg/デシリットル)のブドウ糖が含まれています。


体重60kgの男性の全血液量は4.2リットル前後なので、

トータルで4.2g のブドウ糖が含まれていることになり、

これは大きめの角砂糖1個分に相当します。


一方、

人体の中でブドウ糖の最大の消費地は脳です。

他の組織や器官では、

主に脂肪酸をエネルギー源として使っていますが、

脳や網膜などでは、

ブドウ糖とケトン体が唯一のエネルギー源です。

脳は四六時中、働いているので、

血管の中には常に最低必要量のブドウ糖が流れていなければいけません。

その必要最低量が血液1リットルあたり 100mg/デシリットル 前後なのでしょう。


では脳が何らかの原因で大量のブドウ糖を消費した場合を考えてみましょう。


この時、

体はただちにブドウ糖を補充して、

100mg/デシリットル のブドウ糖濃度を維持しようとするはずです。

それができなければ脳が停止してしまい、生命は維持できなくなるからです。

つまり人間の身体は、

この “ ブドウ糖濃度(血糖値)維持システム ” を備えていなければ、

生きていけないことになります。




※ここからが重要です※





この “ 血糖値維持システム ” が使用しているブドウ糖は、

食物に含まれるブドウ糖でないことは明らかです。

脳がブドウ糖を大量に消費した時に、

手元に常に糖質を含む食べ物があるとは限らないからです。

ましてや、

夜寝ている時にも血糖は消費されますが、

この時には食事由来のブドウ糖は全くあてにできません。


つまり、

人間の身体に備わっている “ 血糖値維持システム ” は、

食事によらないシステムだと推察できます。


これは糖質を一切食べない肉食動物のことを考えれば分かります。

肉食動物の脳も、

僕達同様、ブドウ糖とケトン体しか使ってないからです。

つまり、

肉食獣は全て 、

“ 食事によらない血糖値維持システム ” を備えているはずです。


それでは、

その血糖値維持に必要なブドウ糖はどこから供給されているかと言いますと、

『 たんぱく質からの糖新生 』 です。

糖新生には別ルートもありますが単純化して説明します。


人体を例にとると、

血糖値が低下すると、

ただちにたんぱく質の分解が始まり、ブドウ糖が作られます。

これが糖新生です。

もちろんたんぱく質は人体を構成する重要な物質でもありますが、

全てのたんぱく質が生命維持に必要というわけではなく、

不要不急のたんぱく質が糖新生で消費されます。


人体のブドウ糖源としては、

もう1つ、肝臓や筋肉のグリコーゲンがあり、

これを分解するとブドウ糖が得られますが、

グリコーゲンの場合は備蓄量が少ないので、

“ 四六時中、血糖値を一定に保つ ” には不向きです。

グリコーゲンはあくまでも緊急用備蓄です。


糖質制限をしている人の場合には、

食事からのブドウ糖の供給が無いので、

血糖の維持は全て糖新生でまかなわなければいけません。

つまり糖質制限をしている人は、

身(=たんぱく質)を削って血糖値を一定に保っているわけです。


さらに、

物質を分解するにはエネルギー(ATP)が必要です。

たんぱく質を分解してブドウ糖を作るには、

それ相応のATPを調達しなければなりません。

それは通常、

脂肪細胞から遊離した脂肪酸でまかなわれています。

脂肪酸がβ酸化されて細胞に入り、

ミトコンドリアでエネルギー(ATP)が生成され、

そのATPを使って糖新生システムを動かしているのです。


つまり、

今までの流れをまとめると、

「血糖値を維持するために、備蓄脂肪を分解してエネルギーを作り、

そのエネルギーで備蓄たんぱく質からブドウ糖を作る」

ということになります。


糖質制限をしている人の場合、

外部からのブドウ糖流入がないので、

ブドウ糖不足が解消されるまで、

脂肪とたんぱく質が分解されることになります。


これが 『 糖質制限をすると痩せる 』 メカニズムです。


逆に、

糖質食をたっぷり摂取すると、

必要以上のブドウ糖が体内に入ることになり、

血糖値は、

血液1リットル当たりブドウ糖1g (=100mg/デシリットル)という適正量を超えてしまい、

糖新生は起こりません。

さらに、

血液中のブドウ糖が多くなると、血管に様々な障害が起こります。

血液中のブドウ糖は生存に欠かせないものですが、

多過ぎると逆に毒(糖毒性)になるわけです。


なので、

血糖値を速やかに正常値に戻さなければいけません。

そのために、

人体が選んだのは、

“ 余ったブドウ糖を中性脂肪に変えて、脂肪細胞にストックする ”

という方式です。


なので、

糖質を食べると脂肪細胞中の脂肪が増加し、

その結果として体重が増えてくるのです。

これが糖質食で太るメカニズムです。




以上から糖質制限をすると痩せる理由が分かります。

要するに、

糖質制限をすると痩せるべくして痩せます。


しかしなぜカロリー制限をしなくていいのでしょうか。


糖質制限をすると、

どうしても以前より脂肪摂取量が増えてしまい、

その結果として摂取カロリーは増えているはずです。

炭水化物とタンパク質は1g あたり4キロカロリー、

脂肪は1g あたり9キロカロリーの計算だからです。


“ 摂取カロリーが多いから太る ” という栄養学の基本中の基本からすれば、

糖質制限をしてもカロリー制限をしなければ太るはずです。


それなのになぜ痩せるのでしょうか?

食べた脂肪分のカロリーはどこにいっているのでしょうか?











※ガンについてや、

ガン治療に対して少しでも疑問に思ってること、

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僕がご相談やご質問に対してどう返答しても決めるのは自分です。

そのためには少しでも情報を集め、

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少しでもお役に立てればと思っております。




間 黒助



  

Posted by ブラックジャックの孫 at 22:17間違いだらけの食生活

2014年01月26日

糖尿病学会の糖質制限否定



間 黒助です。




糖質制限は全ての人に福音をもたらすのか

ガン治療や糖尿病はドル箱

治っている病気と治っていない病気

治らない病気こそ儲かる

糖尿病学会側から糖質制限を見ると

の続きですが、

昨年4月に糖尿病学会からある提唱がありました。


※参照※

人気の「糖質制限」健康に良くない?何が問題なのか


もし自分が糖尿病の専門医で、

学会の理事だったらどうするでしょうか。


道は2つしかありません。


1つは糖尿病学会を無用の存在として解散・消滅させるか、

もう1つは糖尿病学会の権威と糖尿病専門医の仕事を守るために、

糖質制限を攻撃・否定するかです。


普通は後者の道を選ぶでしょう。

自分で自分の飯の種を放棄する人はいないからです。

国会議員の定数削減を国会議員に任せていては、

いつまで経っても定数が減らないのと同じです。


だから、

「糖質制限の安全性は確立されていない。別の病気が増えるかもしれない。」

と訴え、それを鵜呑みにしたマスコミは記事として掲載するのです。


これは言い換えれば、

“ 患者を守るか、治療法を守るか ”

という二者択一です。


実はこのような、

「患者を守るのではなく、自らが提唱する治療法を守る」

というようなことは、

医学の歴史を振り返ると何度も何度も繰り返され、

枚挙にいとまがないくらいです。


これはガン治療も同じで、

もし医師自身がガンになった場合、

抗がん剤を使用するかしないかという話と同じです。


※参照※

身内には手術も抗がん剤治療もしない医師達








  

Posted by ブラックジャックの孫 at 13:33間違いだらけの食生活

2014年01月22日

糖尿病学会側から糖質制限を見ると



間 黒助です。




糖質制限は全ての人に福音をもたらすのか

ガン治療や糖尿病はドル箱

治っている病気と治っていない病気

治らない病気こそ儲かる

の続きですが、

糖質制限をするだけで糖尿病にはならず、

糖尿病になったとしても糖質制限食にするだけで血糖値が正常化することは、

ずっと書いてきました。

人間が食事として摂取する3大栄養素(糖質、たんぱく質、脂質)のうち、

血糖値を挙げる作用を持つのは糖質のみですから、

糖質を摂取しなければ血糖が上がるわけがないので当然です。


要するに、

糖質制限は1番の糖尿病予防法であり、

最も簡単で手軽な効果的な糖尿病の治療です。


患者さんサイドからしても、

そんなに簡単に糖尿病の予防も治療も出来るなら大歓迎でしょうし、

医療行政サイドからしても、

膨大する一方の医療費を抑制する手段となる糖質制限は、

喜ばしい治療法のはずです。


ところがここに糖尿病学会が絡んでくると話がややこしくなります。

糖尿病学会と、

それに所属する糖尿病治療専門医にとっては、

糖質制限は歓迎すべき治療ではなく、

むしろ困った存在だからです。


糖尿病学会とは、

糖尿病にはまず食事療法(カロリー制限+脂質制限)を行い、

それで治らなければ内服薬治療、

それでもダメならインスリン注射、

という治療を標準治療として医学界に普及させ、

このような治療法が “ 正しい治療 ” であることを、

世に知らしめることを目的に設立した組織であり、

糖尿病専門医とは、

このような標準治療に習熟している医師として学会からお墨付きをもらった医師です。


糖尿病治療の権威とは、

“ 糖尿病学会が推奨する治療法が最も正しい ”

ということを大前提に成立し、

糖尿病専門医とは、

“ 他の医師よりも糖尿病の標準治療に精通している ”

から専門家なのです。


ところが困ったことに、

糖質制限はこのような糖尿病学会の定めた標準治療が根本から不要であり、

糖尿病専門医でなくても糖尿病治療ができることを証明してしまったのです。

極論すれば、

世の中から糖尿病専門医と糖尿病学会が消滅したとしても、

糖尿病患者も国民も困らないのです。

糖質制限を正しく理解していれば、

素人でも糖尿病の治療ができてしまうからです。


さらに、

糖尿病の専門医が糖質制限を知ったとしても、

それを患者さんの治療に応用するのは現実的に困難です。

「今日から糖質制限で治します」

と言うのは、

「昨日までの治療は間違っていました」

というのに等しいからです。

患者サイドからしても、

食事の6割は炭水化物、カロリーと脂質は制限から、

いきなり炭水化物はゼロだが、カロリー脂質は制限なし、

と性詰めいされても混乱するばかりでしょう。

それなら、

当分は従来の食事治療を続けた方がいい、

という計算も成り立つはずです。











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間 黒助



  

Posted by ブラックジャックの孫 at 20:13間違いだらけの食生活

2014年01月20日

治らない病気こそ儲かる



間黒助です。




糖質制限は全ての人に福音をもたらすのか

ガン治療や糖尿病はドル箱

治っている病気と治っていない病気

の続きですが、

病気やケガには2種類あり、

骨折や風邪のように、

“ 治ってしまうと治療が必要なくなるもの ” と、

高血圧や糖尿病のように、

“ 一生涯、治療(内服薬や注射)がひつようなもの ” に分かれます。


では、

自分が製薬会社を運営しているとしたら、

骨折や風邪をターゲットにした薬と、

高血圧や糖尿病をターゲットにした薬のどちらを開発するでしょうか。

どちらの患者さんをターゲットにするでしょうか。


もちろん商売として考えるなら後者ですよね。

前者は治ってしまえば治療は不要になりますが、

後者は一生涯にわたってその薬を必要とするからです。


つまり、

治る病気を相手にすれば儲けは少ないですが、

治らなくても問題にされない病気を相手にすれば、

儲けはそれより遥かに多くなります。

製薬会社にとっては、

“ 薬で症状が押さえられ、なおかつ健康で暮らすためには薬が一生涯必要 ”

という状態が理想的なのです。

高血圧や糖尿病の治療薬を製造・販売するのは、

商売としてベストな選択ではあります。


そういう製薬会社にとって、

薬を飲み続けなくていい治療が発見されることはどうでしょうか。

間違いなくかなり困った状況であり、

ヘタをすると経営が傾いてしまいます。

糖尿病になっても薬もインスリン注射も不要という治療が開発されたら、

関連する製薬会社は全て潰れてしまいかねません。


そういう “ 薬もインスリンも不要な糖尿病の根本的治療 ” が糖質制限です。


糖尿病治療薬関連会社にとっては、

決して普及して欲しくない予防・治療法でしょう。


要するに、

糖尿病治療で飯を食っている医師・製薬会社にとって、

糖尿病患者は飯の種であり、

患者が減少するのは最も困る状況なのです。








  

Posted by ブラックジャックの孫 at 20:50間違いだらけの食生活

2014年01月19日

治っている病気と治っていない病気



間 黒助です。




糖質制限は全ての人に福音をもたらすのか

ガン治療や糖尿病はドル箱

の続きですが、

例えば健康診断で高血圧を指摘たれたとします。

普通であれば、

すぐに内科クリニックか高血圧の専門医のいる病院を受診するはずです。


すると色々な検査をされて、

高血圧の症状により降圧剤を処方され、

医師の指示に従い降圧剤の内服を開始します。

その次の診察で血圧を測ってもらい、

「薬が効いて血圧が下がっていますので、引き続き、きちんと薬を飲むように」

と言われ、

医師は30日分の降圧剤を処方してくれるでしょう。


ではこの場合、

高血圧は治っているのでしょうか。

それとも治っていないのでしょうか。

なぜ医師は、

「毎日薬をきちんと飲むように」

と指示するのでしょうか、


それは薬を飲み忘れると、

また血圧が上がってしまうからです。

つまり、

現在の状態は “ 薬を飲めば血圧は下がる ” が、

“ 薬を飲まなければ血圧は高い ” 状態です。


これは近視とメガネの関係と同じです。

近視になって眼科に行くと、

近視用メガネの処方箋が出され、

それをメガネショップに持って行くと近視用メガネが出来上がります。

もちろんそのメガネをかけると、

近視になる以前のように遠くがハッキリと見えます。

この状態は一見、近視が治ったように思えます。

しかしメガネを外すとやはり遠くは見えず、

近視の状態は変わっていないことに気付くはずです。


では近視用メガネで近視は治っているのでしょうか、

それとも治っていないのでしょうか。


常識的に考えれば “ 禁止は治っていません ” 。


では “ 高血圧が治る ” とはどういう状態でしょうか。

常識的に考えれば、

降圧剤を飲まなくても血圧が上がらなくなる状態になることでしょう。

外傷や感染症での “ 治る ” とは、

“ 治療が不要 ” な状態になることであり、それが治療のゴールになります。

そして医師はそのゴールを目指して治療します。


しかし多くの代謝性疾患(糖尿病、高血圧、高脂血症など)では、

“ 治った ” 状態とはならず、

ほとんどの場合、ずっと内服薬を飲み続けなければいけません。

薬を飲み続けている状態は “ 治療の途中 ” と考えるべきではないでしょうか。


このように考えると、

糖尿病のインスリン治療は糖尿病を治していませんし、

慢性腎不全の人工透析治療は腎不全を治していないことが分かります。

インスリンを打ち忘れると血糖値が上がってきますし、

人工透析をさぼったら腎不全で命が危なくなるからです。


つまりインスリン注射も人工透析も、

その本質的な意味はメガネと同じであり、根本治療と呼べないのです。


しかし医師から、

「血圧が下がって高血圧が治ってきましたね」

と説明されると患者さんとしては、

「自分の高血圧は治ってきている」

と思ってしまいます。

同様に、

インスリン注射で血糖値が上がらなくなれば、

医師は、

「きちんと注射しているので糖尿病が治ってきました」

と説明し、

それを聞いて患者さんも安心するだろうし、

治療に満足し、医師に感謝するでしょう。


なぜ満足・感謝するかというと、

“ 本当に治る ” とはどういうことかを知らないからです。

糖尿病の治療とは、

インスリンを注射することだと信じ込んでいるからです。

2型糖尿病(成人型糖尿病)が、

糖質制限だけで “ 治る ” ことを知らないからです。


要するに比較できる治療がなければ、

そもそもの治療が良いか悪いかは判断できないのです。











※ガンについてや、

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Posted by ブラックジャックの孫 at 15:25間違いだらけの食生活

2014年01月16日

ガン治療や糖尿病はドル箱


間 黒助です。




糖質制限は全ての人に福音をもたらすのか

の続きですが、

ガンや糖尿病は製薬会社にとってはドル箱です。




抗がん剤商法ついてはこちらの記事を読んでみて下さい。

抗がん剤商法




ガンも糖尿病も患者数が多く、

しかも糖尿病に関しては一生涯、治療が必要だからです。


患者さんがたくさんいて、

しかも薬を一生服用しなければいけないというのが、

製薬会社としては最もおいしいパターンです。

自社の薬を処方してくれる医師がいて、

糖尿病患者が減らない限り、

糖尿病治療薬の売上は確保されます。


こんなことを書きますと、

「糖尿病が治らないとは何事か!

医師は糖尿病を治そうとして糖尿病治療薬を処方し、インスリン注射の指導をしている」

と反論してくる医師が必ずいますが、

実は糖尿病も高血圧も高脂血症も、

医師は治しているのではありません。

投薬で糖尿病や高血圧を抑えているだけなのです。
















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間 黒助



  

Posted by ブラックジャックの孫 at 12:37間違いだらけの食生活

2014年01月15日

糖質制限は全ての人に福音をもたらすのか



間 黒助です。




※再三書いていますが、

糖質制限食は重度の糖尿病や、

重度の糖尿病があるガン患者さんにとっては危険な食事療法です。

また、

高脂肪、高たんぱくになるので、

重度の肝障害や腎臓障害がある場合も推奨できません※




糖質制限について考えていると、

糖質制限食を食べている限り、

糖尿病にならないだろうということは十分に予測できます。

血糖を上げるのは糖質のみであり、

その糖質を食べなければ血糖は上がるはずがなく、

血糖が上がらなければ糖尿病ではないからです。

要は究極の糖尿病予防が可能になります。


万が一、糖尿病にかかってしまったとしても、

糖質制限をすれば血糖は自然に下がってきますし、

糖尿病の指針である血液中の HbA1c もまた正常化します。

これは多くの臨床例が証明していて、

間違いなく究極の糖尿病治療です。


糖質制限が普及して一般化すると、

2型糖尿病(先天性ではない肥満などによる成人型糖尿病)そのものが、

日本から姿を消す可能性すらあると思います。

糖質制限が一般的になれば、

新たな2型糖尿病の発生はなくなるだろうし、

糖質食で発症した2型糖尿病なら、

糖質制限食にすれば自然に治ってしまいます。


同時に、

肥満関連の高血圧と高脂血症も激減するでしょう。


つまり劇的な医療費抑制効果を発揮するのが糖質制限です。


このように、

糖質制限は多くの人にとって福音をもたらすはずですが、

光があれば影がありで、

糖質制限の普及を苦々しく思っている人もいます。


日本糖尿病学会のお偉方と、

糖質制限食を実施していない糖尿病専門医の方々と、製薬会社です。


要するに “ 糖尿病治療で飯を食っている ” 人達です。











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間 黒助



  

Posted by ブラックジャックの孫 at 21:33間違いだらけの食生活

2014年01月13日

糖尿病の食事療法は矛盾だらけ



間 黒助です。




2型糖尿病の患者さんは、

全がんの発症リスクが1.2倍に上昇することが知られているので、

糖尿病治療の問題点について書いてみます。


会社の健康診断で、

「尿に糖が出ているし、血糖値もちょっと高いですね。

もしかしたら糖尿病からもしれません。

専門機関で調べてもらって下さい。」

と指摘されたとします。

するとおそらく自宅近くの病院を受診するでしょう。

そこで血液検査など色々な検査をしてくれます。


その結果、

「あなたは糖尿病です。

治療せずに放置すると色々な合併症が起こります。

糖尿病性網膜症で失明するかもしれませんし、

糖尿病性壊疽で足が腐ったら足を切断しないといけませんし、

糖尿病性腎不全になったら人工透析になります。」

と説明されたとします。

糖尿病の恐ろしさを説明する医師の言葉を聞いて身震いすることでしょう。


もちろん足は切られたくないし、失明するのも嫌でしょう。

だから医師に、

「どうしたら治りますか?」

と質問するでしょう。

その時、医師はどうこたえるでしょうか。


「最初は食事制限をします。

そして内服も必要です。

しかし、それでも血糖値が下がらない場合はインスリンの注射です。」

と説明し、

栄養指導室で糖尿病の食事療法の指導をするはずです。


では、

実際の食事療法とはどういうものかというと、

毎日の食事を、

[ 糖質 : たんぱく質 : 脂質 ] = [ 60% : 16~20% : 20~25% ] にして、

1日の総カロリーを1600キロカロリーに抑えるというものです。

これが糖尿病学会が推奨する食事療法です。


要するに、

“ カロリーの摂り過ぎ、特に脂質の摂り過ぎが糖尿病の原因であるのだから、

摂取カロリーを減らし、脂質をなるべく摂らないようにしないといけない ”

という考えに基づいて考え出された食事なのです。


これを見て、

「おいおい、それっておかしくないか?」

と思った方も多いと思います。

なぜなら、

血糖値をあげる唯一の栄養素は、

脂質ではなく “ 糖質 ” だからです。

簡易血糖測定器があれば簡単に調べられることですが、

肉を山ほど食べても、食用油をグビグビ飲んだとしても血糖値は上がりません。


さらにちょっと知識があれば、

食事の6割が血糖をあげる糖質じゃ、

食後に血糖が上がり、

血糖が上がったら糖尿病は治らないよね、

と気付くはずです。

まさにその通りだからです。


だからいくらカロリー制限をし、

脂質摂取量を減らしたとしても、

この “ 糖質6割 ” の食事を摂っている限り、糖尿病は治りません。

アルコール依存症の治療で入院したら、

毎食ごとにお酒が飲みきれないくらい付いてきた、

というのと同じ状況です。


その結果どうなるかと言いますと、

食後の血糖値はもちろん高いままですし、

糖尿病の症状も改善しません。

血糖をあげる食事を食べさせられているから当然です。

だから糖尿病治療薬の内服も必要になりますし、

それでもダメならインスリン注射するしかありません。


要するに、

“ 糖質たっぷりの糖尿病食 ” を食べ続けている限り、

一生、糖尿病が付いて回り、

一生治療を続けるしかないのです。


この 『 糖尿病の食事療法 』 は、

「血糖を下げる食事を食べなさい」

と食事療法を勧め、

「これを食べても血糖値が下がらないのは、あなたの糖尿病が重症だからです。

だから薬を飲んでインスリンを打たないといけません」

と提案してきます。

言葉は悪いですが、

詐欺の手口としてはかなり巧妙であり、

バックに糖尿病学会が付いているのでさらにタチが悪いです。


この詐欺的治療が成立するためにはもちろん条件が必要です。

①患者さんが血糖と糖質の関係を知らず、

②医師の言うことを疑わずに頭から信じ込むタイプで、

③糖質制限について知らない、

という条件が必要です。

患者さんが無知でなければ通用しない手口です。


ちなみに、

思考実験をしてみると面白い現象が起こることに気付きます。


かつて糖尿病だったが、

糖質制限で血糖値も HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)も正常化している人が、

たまたま何かの病気で入院したとしましょう。

入院時に、

「今までかかった病院は?」

と質問されるので、

「糖尿病です。」

と答えるとどうなるでしょうか。

すると、

その病院の糖尿病専門医に紹介され、

山ほど砂糖の入った検査薬を飲まされ、

その後の採血で糖尿病と診断され、

食事には自動的に糖尿病食に変更されるはずです。

ということは、

カロリーの6割が糖質となり、

その結果、

血糖値は確実に上昇します。


血糖値のデータを見た糖尿病専門医は、

「あなたは糖尿病だからインスリンが必要です。」

と診断します。

その結果、再び糖尿病患者に逆戻りです。


もちろん糖質制限を知っているので主治医に、

「血糖をあげる糖質が6割も入っている食事を食べさせられたら、

血糖値が上がるのは当たり前じゃないですか?

なぜ以前糖尿病だったからといって、

血糖を上げる糖質を食べないといけないのですか?」

と質問するでしょう。


すると主治医はどう答えるでしょうか?


多分、

「糖尿病は昔から糖質が6割と決まっています。

それ以外の糖尿病治療食はありません。

あなたは糖尿病なんだから、

文句を言わずに糖尿病食を食べないとダメだ!

糖質6割の食事を食べないと糖尿病は治らないぞ!」

と頭ごなしに恫喝されるはずです。


このような、

“ 糖尿病の食事療法とは、糖質をたくさん摂取するもの ”

と信じ込んでいる医師の魔の手から逃れるには、

何かの病気で入院しても、

「糖尿病にかかったことがある」

なんて正直に申告しないことが1番でしょう。

そうやって自分の身を守らないと、

“ 病院の糖尿病食で糖尿病を発病 ” しても文句は言えません。




『 栄養素が血糖に変わる割合 』






『 栄養素が血糖に変わる速度 』








※ガンについてや、

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間 黒助



  

Posted by ブラックジャックの孫 at 12:31間違いだらけの食生活

2014年01月10日

『 食事バランスガイド 』 は糖質過多で、そもそも科学ですらない



間 黒助です。




厚生労働省と農林水産省が公表している 『 食事バランスガイド 』 を読むと、

そこには、

「1日にご飯なら中もり4杯、食パンなら6枚、

うどんや蕎麦などの麺類なら3杯食べるのがバランスのとれた食事である」

と明記されています。

ご飯中盛りを1日4杯なら普通の食事だし、

食パンが1日6枚というのは、むしろ少なすぎると感じるはずです。


ところが、

これらの主食に含まれる炭水化物(=糖質)を砂糖に換算すると、

“ 1食あたり砂糖 70~90g ” というとんでもない量になってしまいます。

角砂糖(1個3g)に換算すると23個~30個です。

これを “ 普通の量 ” と感じる人は多分いないでしょう。


厚生労働省と農林水産省が推奨する 『 食事バランスガイド 』 は、

要するに、

「毎食必ず、角砂糖23~30個食べなさい」

と言っているようなものです。

厚生労働省は国民を糖尿病にするつもりなのでしょうか。

なぜこんな異常とも思える糖質過多な食事を推奨しているのでしょうか。


もちろんそれには理由があります。


この 『 食事バランスガイド 』 は国立健康・栄養研究所が、

日本人の平均的な食事を調査し、

その平均値を算出したものをベースに作られたからです。


要するに、

「栄養学的・生物学的にこの量を摂取する必要がある」

という数字ではなく、

日本人は習慣としてこのような食事をしていますよ、

という調査結果から、

日本人の食事の理想的なバランスを割り出した代物なのです。

つまり、

科学とは全く無関係な単なるアンケート結果に過ぎません。

当然、

科学的根拠は皆無と見なすべきです。


これを例えて言えば、

「中学生は学習内容を理解するためには毎日2時間勉強するべきである」

と推奨するのではなく、

「中学生にアンケートをとってみたら、

毎日自宅で30分しか勉強していない生徒が多かった。

だから勉強は30分がよい」

と提言しているようなものです。


厚生労働省と農林水産省がアンケート結果をもとに、

「カロリー数の6割以上は炭水化物で摂取すべきである」

と考えているのであれば、

これは科学の基本すら知らないと言わざるを得ない。

これが許されるのなら、

科学に実験も考察も不要になり。

多数決で決めればいいことになってしまいます。


現実問題として、

国民の多くが毎食ごとに、

角砂糖23~30個分の糖質を摂取しているのは事実かもしれませんが、

だからといって、

「毎食ごとに角砂糖23~30個を食べれば健康になる」

という結論を出すのは論外です。

国民の健康を守るのが厚生労働省の仕事であるのなら、

厚生労働省が総力を挙げて食事と健康について研究して科学的なデータを出し、

その上で、

“ 理想とすべき栄養素の組み合わせ ”

を指針として出すのが本筋というものでしょう。











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Posted by ブラックジャックの孫 at 20:00間違いだらけの食生活

2014年01月08日

炭水化物は必須栄養素なのか



間 黒助です。




現在の栄養学の教科書を見ると、

“ 糖質(炭水化物)、たんぱく質、脂質が3大栄養素 ” であり、

「生活習慣病を予防するためには、脂質の比率を25~30%以下に抑えるべき」

「炭水化物は60%前後と、最も多く必要」

「炭水化物 : たんぱく質 : 脂質 の比率は 3 : 1 : 1 が望ましい」

というようなことが書かれています。


このような記述は、

どの栄養学の教科書にも必ず書かれているので、

栄養学という学問の中心原理であり、

これを土台にして栄養学という学問体系が作られていることが分かります。


また、

栄養学の教科書のこのような記述からは、

3大栄養素の中で最も重視されているのは、

たんぱく質でも脂質でもなく、

炭水化物であることが分かります。

何しろその最低量は、たんぱく質 + 脂質 の合計量を凌駕しています。




しかし、

僕は糖質制限の存在を知り、

それを自分の身体で実践するにつれ、

この 『 3大栄養素 』 の概念がそもそも間違っているのではないか、

と疑問が浮かんできました。


糖質制限をしてみると分かりますが、

糖質を摂取しなくても人間は普通に生活できますし、

それどころか、

肥満も糖尿病も高血圧も高脂血症も治ってしまい、

僕の考えではありますが、ガンにも効果があると思います。

また、

スタミナが付き、どんどん健康になっていきます。

少なくとも僕が知る限り、

糖質制限に切り替えた健康な人で不健康になった人は1人もいません。




これは生物学的にも証明できます。




人間の生存に欠くことができない必須脂肪酸と必須アミノ酸に関しては、

食事で外部から取り入れるしか方法はありませんが、

炭水化物に関しては、

アミノ酸を材料にブドウ糖を合成する 『 糖新生 』 というシステムが人間には備わっていて、

たんぱく質さえあれば自分で作り出せるからです。


要するに、

必須脂肪酸や必須アミノ酸のように、

「人間が体内で生合成できないから、嫌でも外部から取り込むしかない」

という意味での “ 必須炭水化物 ” は存在しません。

つまり、

“ 必須栄養素としての炭水化物 ” を大前提に、

理論体系が組み立てられている栄養学という学問体系自体が、

基礎がしっかりしていないために崩れやすい学問だったのです。

大昔に提唱された理論を疑いもせずに盲信し、

それがあたかも説明する必要のない明白な論理かのように崇めてる方が、

学問としておかしいとは思いませんか?


自然科学において最も大切なことは、

自らが信じる自分の根拠や基礎についても、

「実は仮説ではないのか?実は間違っている可能性はないか?」

という問いかけをすることが大事だと思います。

科学的であろうとするのなら、

その理論体系(学問)の最も根底にある部分にこそ、

最も厳しい目を向けるべきではないでしょうか。

それを忘れた時、

科学は科学でなくなるのではないかと思います。




ではなぜこんな方向にきてしまったのでしょうか?




理由はおそらく、

食物とは “ カロリー ” であり、

全ての食物にはカロリーに換算して摂取量を決めるべきだ、

というカロリー神話を最初にベースに据えてしまったからでしょう。


またこれとは別に、

「昔から食べてきたものを食べることが正しい食生活である」

という考えや、

「その土地で採れるものを食べるべきだ。

そこで暮らす人間はその土地で採れるものを消化するように進化してきたのだ」

という考え方を提唱する人も多く、

例えば書店の健康コーナーには、

「日本古来の食事である玄米を食べれば病気知らず」

という本がいくつも並んでいます。


一見まともなようですが、この考えもおかしいです。

“ 日本古来 ” の “ 古来 ” とは、

いつの時点を指し、

なぜその時点を “ 古来 ” としたかの根拠が書かれていないからです。


例えば “ 古来 ” を縄文時代中期以前にすれば、

日本列島に栽培種のイネはまだ1本も生えていないし、

その時代に生きていた日本人は玄米を食べていません。


また、

日本各地でイネが栽培されるようになってからも、

日本人は玄米だけを食べていたわけではありません。

日本人にとってイネは “ 聖なる植物 ” の1つとして信仰の対象でありましたが、

毎日豊富に食べられる食材ではありませんでした。


江戸時代になっても、

日本人の8割を占めていた農民にとっては、

米は年貢として納めるものであって、

農民の日常の食事は、

雑穀と芋、野菜を混ぜて煮たものだったからです。


また、

日本各地の畑で栽培されている野菜についても、

日本の固有種となると極めて少なく、

大多数は海外から渡来してきたものであり、

日本古来の野菜といえば、

ヤマトイモ、ウド、フキなどしかありません。

日本の国土に昔から生えていたものを食べようというのは、

考え方としては面白いですが、

これは日本の自然史と歴史を無視しています。


このように 『 食と栄養 』 に関しては、

大昔からの理論が無批判に受け継がれていたり、

食物に対する信仰が無意識のうちに栄養学の理論に組み込まれたりしています。

その結果、

『 食の科学 』 と宗教が渾然一体となり、

何が科学的に正しい考え方なのかが見えにくくなってしまっているのでしょう。


糖質制限に対する無理解や誹謗中傷が絶えないのも、

現在の栄養学が、

実は科学から程遠いところで成立しているからなのです。











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Posted by ブラックジャックの孫 at 21:23間違いだらけの食生活

2014年01月07日

“ 甘くない ” デンプンの罠



間 黒助です。




素うどん1玉は角砂糖約14個分(1個4g) です。

角砂糖14個はとても食べられるものではありませんが、

うどん1玉なら一気に食べられますし、

多くの男性にとっては、

1玉のうどんではとても足りず、

2玉、3玉と食べる人も珍しくないです。


同様に、

14個の角砂糖がお茶碗に盛られているのを見たら、

僕は胸焼けしてしまいますが、

お茶碗1杯のご飯を見ても胸焼けはしません。


要するに、

砂糖は大量に食べられませんが、

同じ量の糖質を含んでいるデンプンなら、

いとも簡単に食べられるのです。


デンプンはよく噛めば唾液のアミラーゼがそれを分解してブドウ糖に変化させ、

ほんのり甘くなりますが、

その甘さは砂糖に比べれば、

そう言われれば甘いかな程度であり、

今日の僕達の味覚からすると、

パンもうどんもご飯も、

むしろ “ 甘味のない食べ物 ” の部類でしょう。


そして炭水化物は、

食べ続けても飽きがこない不思議な魅力があり、

おかずの味付けによって変化を付ければ、いくらでも食べられます。


しかし “ ほとんど甘くない ” のは口の中だけであり、

消化管を通過していく過程で分解されることで、

デンプンはブドウ糖に変化して吸収され、

“ 甘い食べ物 ” に変身します。


口の中では甘くありませんが、

体内で甘い糖分に豹変し、血糖を急上昇させます。


これが砂糖だったら、

その強烈な甘さから、

甘くて美味しいけど、何となく体に悪いかも、

という意識が頭に浮かぶこともありますが、

パンもご飯もうどんも、

それ自体は甘くないため、

砂糖のように体に悪いかもという発想は絶対に頭に浮かばないと思います。




※これがデンプンの怖さであり、穀物の怖さです※






<1個3gの角砂糖で換算>






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間 黒助



  

Posted by ブラックジャックの孫 at 20:33間違いだらけの食生活

2014年01月06日

糖質を食べると眠くなる



間 黒助です。




これは僕も糖質制限を始めるまで気が付きませんでしたが、

主食(米、パン、麺類)を食べると、

1時間弱で確実に猛烈な眠気が襲ってきます。


それまでは “ 食べたら眠くなるのは当たり前 ” と考えて、

気にも留めてなかったのですが、

しばらく糖質を含まないものだけを食べている状況で、

いきなりパンなどを食べると、

その後、猛烈に眠気が襲ってくることに気付きました。


この眠気の原因については、

「糖質食により血糖値が上がり、

それに応じてインスリンが分泌され、

今度はその働きによって低血糖になるため」

と説明されています。

だから逆に糖質を摂取しなくなると血糖値が上がらず、

インスリンも分泌されないので眠気に襲われることはない、

というメカニズムです。


「中学生の息子に糖質制限食を食べさせるようにしたら、

朝弱かったのに自分から起きるようになり、

学校でも居眠りしなくなった。

また糖質制限を始めてから夕食後に何も言わなくても、

自分から宿題をするようになった。」

というメールを頂いたことがあります。


朝起こしても起きない、

起きても不機嫌、

授業中に居眠りばかり、

夕食を食べるとすぐに寝てしまう、

という中学生は多いと思いますが、

それは実は “ 中学生だから ” ではなく、

“ 糖質をがっつり食べさせているから ” かもしれません。

米やパンや麺類たっぷりの食事は、

子供の勉強時間を奪い、

集中力を奪っている可能性が高いと思います。


さらに、

糖質を食べると眠くなる、

糖質食べなければ眠くならない、

ということを利用すれば、

睡眠障害の治療に役立つ可能性が高いです。

長年、睡眠障害を患っていたというガンの患者さんから、

それまで睡眠薬を手放せなかったのに、

糖質制限をしてからは睡眠薬なしで眠れるようになった、

というメールを複数頂いているからです。

どの人も食後の眠気がなくなり、

昼寝をしなくなった分、

夜になるとバタリと寝てしまいます、

という変化を体験されているようです。


睡眠障害の原因は様々でしょうが、

その原因の1つが糖質食である可能性は否定できませんし、

僕的にはむしろ可能性は高いと思います。

睡眠障害で悩んでいらっしゃる方は、

とりあえず主食を食べないだけで睡眠障害が治るのならやってみようか、

という軽い気持ちで糖質制限を始めてみるのも悪くないと思います。


同様に、

糖質制限を始めてから抗うつ症状がなくなって、

抗うつ剤が不要になったという人も少なくありません。


いずれにしても、

炭水化物主体の食事をするようになったばかりに、

人間は食後の眠気に襲われる生活をするハメになりました。

僕達は米やパンや麺類に貴重な時間を奪われてきたのです。

糖質たっぷりの食事が主食であると信じ込んできたばかりに、

無為な時間を過ごしてきたとは言えないでしょうか。


そして、

糖質を食べると眠くなるという現象が、

本来の人類は糖質を摂取していなかったことを証明しています。

初期人類が糖質を食べて眠りこけていたら、

肉食動物のエサでしかないからです。











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2014年01月04日

糖質制限とエンゲル係数



間 黒助です。




糖質制限を本格的に始めると、

まず最初に直面するのが 『 エンゲル係数 』 の増加、

つまり食費がかかるという問題でしょう。


何しろ、

米も小麦製品も値段が安くお腹一杯食べられ、

お金をかけずにお腹を膨らませることができ、

満腹感を与えてくれるのが炭水化物なのです。


これは世の中の大盛りのお店のご飯やラーメンの量、

カップ麺の値段と麺の量を見れば分かります。


同様にお代わり自由のお店は、

その名の通りご飯のお代わりが自由です。

米や麺類が安いからこそのお代わり自由です。


ところが糖質制限は、

その “ 安くて腹一杯食える炭水化物 ” を食べない食事法です。


しかしたんぱく質も脂質も炭水化物より値段が高いのです。

これではエンゲル係数が上がるのは当たり前です。

実際、どんぶり飯の分のカロリーを豚肉や牛肉で補うとすると、

ちょっとした値段になるはずです。


ちなみに米の値段が安いのは、

米の消費量以上に米が生産されているからです。

日本人1人あたりの米の消費量はこの50年で半分に減っています。

一方、米の総生産量も50年前の約60%に減っています。

つまり、

生産量も減りましたが、

それ以上に消費量が減少したため、

米が市場で余っていて、

低価格にしないと売れない状況みたいです。


その米を食べなくなるのですから、

糖質制限をするとエンゲル係数が上がるのは避けられないと考えるのが当然ですよね。


ところが実際に糖質制限をしてみると分かりますが、

開始と同時に一時的にはエンゲル係数は上がるものの、

糖質制限に体が慣れてくると、

エンゲル係数は次第に減少していくようです。


理由は、

豆腐などの値段の安い大豆製品がご飯代わりになり、

糖質制限をすると、

それほど量を食べなくても満足するようになります。

糖質制限をしている人の間では1日2食にしている人が多いし、

厳密に糖質摂取量をゼロにしている人には1日1食の人も珍しくありません。

空腹感がないのでそれ以上食べる必要がないのです。

しかも1食分の食事の量は、

ご飯を食べていた頃より明らかに減少します。

米やラーメンを食べていた頃は、

“ 1人前の食事を食べきらないといけない ”

と無意識に考えてしまい、

必要以上に食べてしまっていましたが、

糖質制限をすると、

“ 満腹ではないが満足 ”

という感じになり、

満腹まで食べる習慣がなくなり、

結果的に食事量は減少します。











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